高山病についてのご注意
●高山病とは・・・
標高の高い場所で空気中の酸素濃度が低下し人体に影響を及ぼすことをいいます。標高の高いところでは、どなたでも起こりえます。性別、年齢、日ごろの健康度を問いません。実際ご参加いただいたお客様の約80%に、重い・軽いの差はありますが高山病の症状が現れています。
●どんな症状がでるのか・・・
人により症状が違いますが、頭痛や吐き気、めまいや手足のむくみ、下痢、発熱などが典型的な症状です。ただし、標高さえ下がれば通常はすぐに治ります。
●予防と対処法・・・
ご旅行前は健康管理にお気をつけください。現地では、水分を多めに取る(コカ茶、コカ飴も有効)・ゆっくり歩く・睡眠を十分にとる・食事はゆっくりと消化の良いものを腹八分目に・ お酒は飲まない・呼吸を深く吸う・バスタブには浸からない、など体が酸素を多く必要としない様に行動すると良いでしょう。
健康のすぐれない方、循環器系に疾患をお持ちの方は、予め医師とご相談の上ご出発ください。
●酸素吸入について・・・
クスコ・プーノ等の高地での宿泊ホテル・バス・4WD・列車などには、緊急時用に酸素吸入の為の装備が備えられています。
●その他の注意事項・・・
・高地では腸の動きが鈍くなり、ガスが溜まりやすくなります。一方、高地から低地に下りると酸素濃度が上がり腸の動きが急に早まり、人によっては下痢をすることがあります。
・予防薬の内服:高山病予防薬としてはダイアモックス(アセタゾラミド)が効くとも言われていますが、副作用がある為、使用に関しては医師にご相談ください。
・万が一に備え、渡航前に緊急移送等の内容の充実した海外旅行傷害保険に加入しておく事を強くおすすめします。

■参考■「高いところ」が心配な方には、登山者・高山病外来もございます。
東京医科大学病院 渡航者医療センター
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